童話やゲームソフトと同じことが現実で起こっている

お城の中にお姫様が何者かによって閉じこめられていて、それを男の子が救いに行く、というパターンのゲームソフトが少なくありません。ひと頃、これは男女差別ではないのか、と批判されたことがありました。その主張は、これではまるで女の子は能無しで、自力では牢屋から出られず、ただひたすら男の子が助けにくるのを待っているだけの情けない存在ではないか、というものでした。

ところが、このパターンのストーリーは、男性にはたいへんウケるのです。だからソフト会社もこの種の物語を作るのですが、では、なぜ男性にウケるのでしょうか。それは、現実世界でも同じことが起こっているからです。女性が能無しかどうかということに関係なく、男性が女性にかけられた呪いをといて、女性を解放する、ということを現実世界でもやっているからウケるのです。男性は、意識しているわけではありませんが、女性を救いたいと思っているのです。

人は、自分のしていることをいちいち意識しているわけではありません。彼女の幸せを必死で願っているうち、彼女にかけられた呪いをといていることがたくさんあります。当の男性も知らないうちに謎解きや呪いの解除をやっていることがあるのです。男女は、そうやって心の絆を深めていくのです。互いに意識できないだけで、世の中には、男性による女性の解放ということが頻繁に行われているのです。だからこそ、白雪姫やいばら姫が何百年も語り継がれるのです。

面白いことに、美女と野獣のように、女性による男性の解放という構図も民話や童話にたくさん見られます。どちらも、恋愛のパワーでもって、男性が女性にかけられた呪いをといたり、女性が男性の英雄体験を支援して男女双方が幸せになるという構図です。若い女性を救うのは若い男性の愛であり、若い男性を救うのは若い女性の愛だということです。生きるために恋愛が必要なのです。

後に男性における英雄体験について述べますが、その英雄体験の中で得た知恵こそ、女性を救い出す時に必要なのです。ただし、女性に知恵があるとかないとか。女性が能無しであるとかないとか、そういうこととは関係がありません。もともと男性は、女性を助けることに悦びを見いだす動物なのです。そして、前述しましたように、女性もまた意識はしませんが、男性に知恵と勇気を期待しているものなのです。だから男女は互いに求め合うのです。

グリム童話の白雪姫では、白馬にまたがった王子様が森から出てきて、白雪姫を救い出すことになります。白雪姫は毒リンゴを吐き出し、命が助かるのです。これこそが恋愛における「愛の力」のなせるわざです。真実の愛が女性を救うのです。男性による女性の解放という構図を、多くの人は意識こそしませんが、日常の経験の中から感じ取っているために、白雪姫の物語をリアリティをもって読むことができるのです。現実世界の出来事だからです。

— posted by Kaori at 12:23 pm  

彼が彼女のために取るべきだった理想の対応とは?

では、この場合、彼がとるべき理想の対応とはどのようなものでしようか。まず第一は、彼女が言うように、自分が幸福に生きているのかどうか、苦しんでいないかということに関心をもつ、ということです。彼に愛があれば、つまり、彼女の幸福を願う気持ちがあれば、必ず彼女の異変に気がつきます。生け花ができなくて彼女が苦しんでいることに無関心なのは、彼女の幸福を願っていないからです。愛がないからです。

次は、なぜ生け花をすることができないのか、その謎解きに彼が挑戦することです。彼女の症状は、「幸せ恐怖症」という現象です。20歳そこそこの男性に、この謎解きまで期待するのはいささか酷というものですが、重要なことは、一緒に謎解きをしよう、という男性の姿勢です。

謎解きに成功するかどうかが重要なのではありません。未来の二人の幸せのために。全力を尽くそうとしたかどうかが重要なのです。その意欲が彼女を幸せな気分にするからです。実際、相手の男性の情熱が心の絆を形成させるのです。前述しましたように、大事なことは、何をするかではなく、どんな気持ちでそれをするか、ということです。

女性は男性からの熱い思いを感じただけでも満たされるのです。成功したかどうかという結果は重要ではありません。女性は男性に完璧さを望んでいるわけではないのです。「あなたの幸せを応援したい」という「心」を望むのです。愛があれば、必ず、恋人(妻)の幸せを応援します。

もしこういう男性からの働きかけがなければ、応援も謎解きもありませんから、もうこの時点で、失格です。この女子大生は、結婚前に彼に失格の熔印を押せたことは不幸中の幸いでした。

さて、話を元に戻しますが、理想の対応とは、

  1. 彼女のイライラに気づくこと
  2. 生け花を応援すること
  3. 謎解きをすること

この三つですが、夫婦や恋人というのは、こうやって問題を乗り越えていくことで愛を深めていくのです。そして、心の絆を太くしていくのです。これがないと、何十年一緒に暮らしても、女性は孤独を感じたり、さみしく感じたりするのです。

— posted by Kaori at 10:52 pm  

女性が一番失望するのは体目当てで迫られた時

女性がガッカリするのは、相手の男性がただ、「自分とセックスしたかっただけ」という真実がわかった時です。愛されているのは自分自身ではなく、体のほうだったのかと悟った時、女性は男性に失望するのです。女性は、セックスを通して心の絆を感じたいのです。女性がセックスしたいのは、心の絆を感じたいからです。ここが男性と違うところです。

男性は、女性にセックスを許してもらっただけで、「自分は受容された」と思い込み、かなり満足してしまいますが、女性は男性と心の絆を感じないと満足できないのです。女性は、「自分が誰かとつながっている」という確信がもてないと不安なのです。その不安からイライラするのです。それが女性の本質です。ですから、彼と一緒にいてさみしいと感じてしまうのは、彼との間に心の絆がないからです。

しかし、ほとんどの女性たちはこのことを意識しているわけではありません。セックスしたくないのは心の絆を感じないからだとか、心の絆を感じさせないセックスをするから不満なのだとか、自分の幸せに無関心だから不満だ、などと自覚することはありません。だから彼と話し合いをしても結論が出ないのです。また、それゆえ彼に「じゃあ、何をしてほしいの?」と詰め寄られても、「もっと愛してよ」くらいしか言えないのです。

— posted by Kaori at 11:52 am  

下心がない優しさに女性は愛を感じる

なぜ、彼女は逃げ腰の彼にイライラしたのでしょうか?聞いてみました。

「さっき彼から愛されている感じがしないと言ったね。やさしくて親切なのに、どうして愛を感じないんだろう?」

「セックスという下心のある親切をしているからだと思います。彼は自分の”下心”に気がついていないみたいですけどね。でも下心のある親切かどうかは、私にはわかります。見返りを期待するような愛では将来が不安です」

「どういうところが不安?」

「だって、目的がセックスだけだったら、私が歳をとって醜くなったら、やさしくなくなるということでしょ。こんなのは本当の愛ではないと思います。歳をとることが不安になります」

「そうだね。じゃあ、愛があったら彼はどう行動したんだろう?」

「よくわかりませんけど、私のイライラを取り除いてあげようというふうに動いてくれるんじゃないでしょうか・・・これって受け身でしょうか、先生だって恋愛も結婚も、互いに楽しい状態でないと継続できないでしょ」

その通りです。彼女はなかなかいい線いってます。本当に聡明な女性です。彼女の言い分は、自分がアパートで生け花をすることができなくて苦しんでいるのだから、彼に協力してもらいたい、助けてもらいたいということです。せめて、「どうしたの?」と聞いてもらいたいということです。自分の苦しみに無関心であるということは、愛がないように感じられてさみしいのです。

女性が愛を感じる時というのは、「夫(恋人)から幸せを願われている」「夫(恋人)は、自分が楽しく生きているかどうかに重大な関心をもっている」と感じる時です。こういうことは、いざとなった時、つまり今回の彼女の場合のように、なにか問題が発生した時に特に感じとれるものです。人生というものは常に何かの問題が発生しますが、そこに愛があれば、問題を解決してさらに二人の心の絆を深めることができます。トラブルが愛を深め合うネタになるのです。しかし、そこに愛がないと、問題が発生したことがきっかけでこの二人のように関係は決裂してしまいます。要するに、愛と知恵と勇気のある男性なら、トラブルを乗り越えることで幸福度を高めてゆけますが、愛も知恵もない男性ですと、トラブルはただの悲劇にしかならないということです。

— posted by Kaori at 12:21 pm  

彼女がイライラする不満の本当の理由

では、なぜ彼が無関心だと彼女はかくもイライラするのでしょうか・・・さらに突っ込んで聞いてみました。

「どうして彼の無関心さにイライラするんだろう?」

「愛されている感じがしないからではないでしょうか」

聡明な女性です。その通りです。心に愛がないから、彼は彼女の幸福に無関心なのです。私は、ちょっととぼけて聞いてみました。

「だって、彼は親切でやさしいんでしょ?」

「はい、そうなんですけど、なんだかセックスという下心のためにやさしいように思えるんです」

「悪く言えば、彼はセックスさえできたらそれでいいと思ってキミとつき合っているということ?」

「そうですね。認めたくないですけど、やはり彼は私とセックスさえできたら、私が泣いてようが、苦しんでようが、無関心な人ですね」

「じゃあ、どうあったら理想だったんだろうね」

「うーん、なぜ私がイライラしているのか、その原因を一緒に考えてほしかったな・・・」

「応援も、してほしかったんじゃない?」

「あっ、それもあります!ボクが見守ってあげるから、生け花をやってごらんよ!って励ましてほしかったです。それがないから、余計に彼を見下していました。”ダメな男”とイライラもしてましたね。彼は私がセックスを拒否した時は、どうして?どうして?と聞いてきますけど、セックスを許している限り、私が生け花のことでイライラしていても無関心なんです。それが不満になってきてたんです。やっとわかりました!」

— posted by Kaori at 12:17 pm